学生時代日本酒の醸造に魅せられ、高校時代には地元・栃木県の酒蔵へ足を運ぶほど「発酵」の世界に夢中になりました。「ふつふつ」と泡立つもろみの光景には、ロマンを感じ目に見えない小さな微生物たちが働き、蔵ごとの個性を生み出しながら日本酒へと姿を変えていく過程に強い憧れを抱きました。
東京農業大学の農学部へ進学後は醸造学を専攻。日本酒にとどまらず、ビールやワインを広く学び、さらには微生物そのものの研究に没頭する日々を過ごしました。
大学卒業後は、技術系の品質管理や海外事業の立ち上げなどを経験。そして 2025 年 1月、株式会社アトリエ・ド・フロマージュの取締役社長に就任しました。かつて情熱を注いで探求した「発酵」の現場へと再び戻ってくることができ、強い「引き寄せの法則」を感じました。現在は初心に帰り、工房のチーズ職人や近隣ワイナリーの方々から多くを学ばせていただきながら、ゼロから真摯にものづくりに向き合っています。
チーズの最大の魅力は、その「唯一無二の個性」にあります。日本国内はもちろん世界中に無数の種類が存在しますが、土地ごとの気候や風土(テロワール)、工房の特性、そして職人の想いが重なり合うことで、一つとして同じものは作れません。万人受けする食べやすいものから、独特のクセがあるものまで様々ですが、どこか「人間臭さ」を感じさせるところに深い面白さがあります。個性が際立っているからこそ愛おしく、人々を惹きつけて止まないのだと感じます。
私たちが目指す未来のキーワードとして、「日本のアトリエから、世界のアトリエへ」です。経営において、まず以下の 2 つを大切にしていきたいと考えています。
・仕事の楽しさの追求
・お客様への体験価値の提供
創業者の松岡夫妻が掲げた「日本のナチュラルチーズを文化にまで高めたい」という創業の精神に強く共感し、この想いを未来へ引き継ぐ上で大事にしていきたい思いです 。
アトリエ・ド・フロマージュは 40 年以上の歳月をかけて努力を重ね、日本のナチュラルチーズ業界において一定のポジションを築いてまいりました。しかし、現状に満足することはありません。今後は国内にとどまらず、世界中のお客様に「選ばれるチーズ」を追求し、日本産チーズの魅力を世界へ発信・浸透させていきたいです 。
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